死を迎えた者にとって、縁ある者からの追善供養はこの上ない喜びであります。 そして、いま生きている私たちは、追善供養を通じてご先祖さまの成仏を願います。それは、感謝の気持ちをあらわすことになります。 日蓮大聖人は、南無妙法蓮華経のお題目を 「字数にすると七字程度のものであるが、すべての仏さまがお唱えされて成仏され、生きとし生けるものが成仏できる功徳を納めています。死後の魂にとっては、迷いの闇を消し去る灯火となって、仏さまの世界へも速やかに導くのです。南無妙法蓮華経こそが、迷いの世界から悟りの世界への渡し船であり、成仏の導き手です」 と、お教えくださいます。 お題目は成仏するための唯一の種子であり、成仏するのに必要なすべての功徳を納めています。 言い換えれば、お題目の種子をうえなければ成仏できないのです。 さらに、亡くなった方への供養は、法華経による供養しかないことを知ることがもっとも大切です。 |
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