親謁の儀に思う三種の神器。

2019年 04月18日 - 日常

天皇皇后両陛下は伊勢神宮での退位に向けた儀式「親謁(しんえつ)の儀」に臨まれました。
18日午前10時半前、衣食住や、すべての産業の守り神である「豊受大神」を祭る外宮を参拝し、午後は皇室の祖とされる「天照大神」を祭る内宮を訪れ、30日の退位を報告されました。
参拝にあたり、歴代の天皇が受け継ぐ「三種の神器」のうち「剣」と「勾玉(まがたま)」を持参され、侍従によって運ばれました。

三種の神器とは、天皇の位のしるしとして相伝された三種の宝物、すなわち八咫鏡(やたのかがみ)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)の総称です。

三種の神器になぞらえた「新三種の神器」は、新しい生活・消費習慣を表すマスコミ主導のキャッチコピーであり、豊かさや憧れの象徴とも言われます。
古いところでは、1950年代後半の「白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫」が、一般によく知られた物ではないかと思います。
その後、1960年代半ばには、新三種の神器として、「カラーテレビ・クーラー・車」が宣伝されました。
現在、新三種の神器と言われている物は、「ロボット掃除機・全自動洗濯乾燥機・食器洗い機」だそうです。
どの時代であっても、結局はメーカーの宣伝に踊らされることなく、自分に本当に必要な物かどうか、慎重に判断する必要があると思います。

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