農作業の大切な目安日。

2019年 07月3日 - 日常

夏至(6月21日頃)から数えて11日目の7月2日頃から七夕(7月7日)頃までの5日間を半夏生(はんげしょう)といいます。
田植えは半夏生に入る前に終わらせるものとされ、この頃から梅雨が明けます。
「半夏生」は気候の変わり目として、農作業の大切な目安とされています。
田植えは「夏至の後、半夏生に入る前」に終わらせるものとされ、それを過ぎると秋の収穫が減るといわれてきました。
無事に田植えが終わると、水田や神棚に餅やお神酒を供え、田の神に感謝する「さなぶり」という行事を行なうところもあります。
また、この日の天気で収穫のできを占ったりしました。
関西地方ではタコの足のように大地にしっかり根付くようタコを食べ、近畿地方では収穫した小麦で「半夏生餅」を作って田の神に供えるなど、各地に半夏生ならではの風習があります。
「半夏生」は、雑節の中では唯一、七十二候からとられた名称です。
「半夏生」の「半夏」は「烏柄勺」(からすびしゃく)という薬草のことで、この薬草が生える時期を指した名称だといわれています。
サトイモ科で、地下にある球茎の皮を取って乾燥したものが漢方薬の生薬「半夏」です。

九州南部、総雨量1000㎜超え。  法華坊主 joe

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