清浄無比の花、蓮華。

2019年 07月28日 - 日常

蓮の花が咲き始めました。
優美で清らかな蓮は天上の花にたとえられ、お盆の時季には欠かせません。
仏教では、蓮は泥の中に生まれても汚れなく清らかに咲くことから「清浄無比の花」と尊ばれ、多くの仏典に「蓮華(れんげ)」の名で登場し、仏像の台座にもその形がよく使われています。
法華経・従地涌出品第十五には、「不染世間法 如蓮華在水(ふせんせけんぼう にょれんげざいすい)」と説かれています。
世間の法に染まらざること、蓮華が泥水にあるが如しということです。
すなわち、泥水の中でも清らかに咲く蓮の花のように、誤った価値観に染まることなく、どんな所でも潔く美しく生きて行こう!という意味です。

蓮は、最も古い植物のひとつで、およそ1億4000万年前にすでに地球上に存在していたといわれています。
蓮の生命力は驚異的で、2000年も前の蓮の実が昭和の時代になって発芽した自生地もあります。
蓮の名所は各地にありますが、蓮の花は早朝咲き始め、昼になると閉じてしまいますから、花をご覧になるならとにかく早起きして出かけましょう。
夏の朝、まだ少し空気がヒンヤリとするうちに静かに開き始める姿は一見の価値ありです。

聖光学院、13年連続16回目の夏の甲子園。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です