今年の恵方は、西南西。

2020年 02月3日 - 日常

節分といえば「鬼は外!福は内!」と言いながらの豆まきを思い出しますが、近年、恵方巻きという太巻き寿司・丸かぶり寿司を取り入れる方が増えています。恵方巻きは、恵方を向いて食べるとよいとされています。2020年節分の恵方は、西南西(細かくいうと西南西やや西)です。恵方とは、その年の福徳を司る歳徳神(としとくじん。年神様の別称)のいる方角で、その方角に向かって事を行えば何事も吉とされています。

恵方巻きの起源や発祥については諸説あり、後付けと思われるものも少なくないため、由来は定かではありませんが、調べてみたら次のようです。
大正初期(?)…… 大阪の花街で、節分の時期にお新香を巻いた海苔巻きを恵方に向かって食べ縁起を担いでいた、という説があります。
1932年 …… 大阪鮓商組合が「節分の日に丸かぶり ~この流行は古くから花柳界にもてはやされていました。恵方を向いて無言で壱本の巻寿司を丸かぶりすれば其の年は幸運に恵まれる」と書いたチラシを配布。当時のチラシが「本福寿司」(大阪中央区)に残っています。
1973年頃 …… 大阪海苔問屋協同組合が「節分の夜、恵方に向かって無言で家族揃って巻き寿司を丸かぶりすると必ず幸福が回ってくる…と昔から言い伝えられています」と書いたチラシを、寿司屋に海苔を納める時に配った。当時は大阪のデパートでも「2月3日 幸運巻き寿司売り出し」と宣伝販売されていたらしい。
1977年 …… 海苔業界による街頭イベント「海苔祭り」が大阪・道頓堀で開催され、「節分の丸かぶり」を取り入れた「巻き寿司早食い競争」が行われた。これがマスコミに取り上げられて全国に知れ渡ったのをきっかけに、全国主要都市の「海苔祭り」でも宣伝されるようになる。
1983年 …… ファミリーマートが大阪と兵庫で販売開始。
1989年 …… セブンイレブンが広島で恵方巻きの販売開始。翌年より販売エリアが広がり、95年には関西以西の地区、98年には全国エリアで販売するようになる。
恵方巻きの由来については、こうした発祥起源があり、それに伴い宣伝活動も活発になり、様々なお店やメディアでも取り扱われるようになったため、恵方巻きの認知度も拡大し、現在に至っていますそうです。

何も恵方巻にこだわらなくても、令和初めての節分を家族そろって楽しむことがよろしいのではないでしょうか。

 

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