暦の上では「春」ですが、冷たい春の幕開けです。

2013年 02月4日 - 日常

今日は、二十四節気のひとつ、冬と春を分ける節分の翌日で「立春」です。よく「暦の上では春が来た」などと申しますが、福島は冷たいみぞれ交じりの雪が舞う寒い一日となりました。
旧暦では「立春」が一年のはじまりと考えられていました。そのため立春から数えて88日目を新茶の摘みとりが行われる「八十八夜」、210日目を台風の襲来する可能性が高い「二百十日」というように、立春を起点とする節目があります。ある意味、今日が今年のスタートと考えても良いでしょう。

法華宗の祖・日蓮聖人は「春は花さき、秋は菓なる、夏はあたたかに、冬はつめたし。時のしからしむるに有らずや」と説き、曹洞宗の祖・道元禅師は「春は花、夏ほととぎす、秋は月、冬雪さえて冷しかりけり」と詠んでいます。私どももまた毎年、年が明けると春の花を心待ちにしています。

先月8日に春の香りを届けていただいた「啓翁桜」(1/8ブログ参照)は、4週間を過ぎてもなお小さな花びらをつけています。枝の一部は葉桜ですが、厳寒のなか一生懸命ひたむきに咲き続ける桜花の生命力に、三日見ぬ間(ま)の桜?ではないことが証明されています。

余談ですが、今日お参りに出かけた数件のお宅での出来事・・・お茶請けはすべて豆菓子でした。ありがたや、ありがたや・・・。

ご馳走さまでした。  法華坊主 Joe

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