冷たい秋雨に秋刀魚

2014年 10月22日 - 日常

今日は、冷たい雨が降ったり止んだりして、11月中旬並みの寒い秋のいち日でした。
明日はもっと寒くなるとのの予報ですから、風邪などひかぬよう十分に注意いたしましょう。

さて、これが出回ると秋を感じる「秋の味覚」というランキングによると
1位 栗
2位 秋刀魚(さんま)
3位 マツタケ
4位 柿
5位 梨
6位 新米
7位 ぶどう
8位 銀杏(ぎんなん)
9位 さつまいも
10位 鮭      だそうです。

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「今年は不漁で高値」との前評判のせいか、今年の秋は我が家の食卓になかなか現れませんでしたが、ようやく今夕になってサンマが登場してきました。
サンマの漢字は諸説あったようですが、現在は「秋刀魚」と書くことが当たり前になっています。
サンマを「秋刀魚」と書く漢字表記の登場は遅く、大正時代になってからのことです。
現代では使用されるほとんど唯一の漢字表記となっている「秋刀魚」の由来は、秋に旬を迎えよく獲れることと、細い柳葉形で銀色に輝くその魚体が刀を連想させることにあり、「秋に獲れる刀のような形をした魚」との含意があると考えられており、1922年(大正10年)の佐藤春夫の詩『秋刀魚の歌』で、広くこの漢字が知れわたるようになった、と記されています。

魚偏(さかなへん)の右に何かをつける漢字はたくさんあります。
たとえば、マグロは魚偏に有で「鮪」、カツオは魚偏に堅で「鰹」、タイは魚偏に周で「鯛」などなど。
さて、魚偏に秋と書いて何と読むでしょう。
そうです、魚偏に秋は「鰍(カジカ)」で、サンマではありません。
ちなみに、魚偏に春は「鰆(サワラ)」、魚偏に夏は「魚夏(わかし)」=ただし日本で作られた当て字(国字)、魚偏に冬は「鮗(このしろ)」で、いずれも魚の名前です。
よってサンマは、魚偏に?と書く一文字の表現は、現在の漢字にはありません。
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大根おろしにカボスを添えて、美味しくいただきました。

ありがとうございました。  法華坊主 Joe

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