山笑う安達太良山
2015年 03月27日 - 日常
昔から日本の人々は、四季折々の山の姿を眺めては、その季節ごとに俳句の季語として取り上げてきました。
春の山は「山笑う」と表現されます。
暖かくなって、動植物が一斉に目覚める季節、若葉や春の花が柔らかな日差しを浴びている風景をあたかも微笑んでいるかのように感じたのでしょう。
ちなみに、夏の山には「山滴り」という言葉があり、秋の山は言うまでもなく「山装う」、そして冬は「山眠る」と表現されます。
豊かな四季を持つ自然は、私たちの心を癒してくれる貴重な財産です。
これから夏にかけて、山に入るひとも多いと思いますが、山の環境を守りながら、自然とふれあいたいものです。
まさに境内の裏に見える安達太良山の今日のお姿は、一昨日の富士山に勝るとも劣らない「山笑う」の見事な景色です。
ありがとうございました。 法華坊主 joe