寒さぶり返す

2017年 03月27日 - 日常

東京で桜の開花宣言が出されてから一週間。
そんな中でも時折、寒さのぶり返すことがあります。
今朝の福島は、ご覧のとおりの雪景色。

しばらく暖かい日が続いた後、ぶり返す寒さを先月までは「寒の戻り」あるいは「余寒」などと表現していました。
同じように寒さのぶり返す時、その季節毎に違った言葉で表されています。
たとえば、一般的に桜の季節と言えば4月ですが、お花見に行って妙に肌寒い日もあるでしょう。
この頃の寒さは、桜の花になぞらえて「花冷え」と表現されています。
5月に入り、日本列島は新緑のシーズン。
時折り若葉も震えるような冷たい空気におおわれ、「若葉寒む」と言われることがあります。
また6月、北海道ではライラックの花が満開になる頃、肌寒い日が続くことがあります。
ライラックの別名をリラと言うことから、「リラ冷え」と表現されることがあるようです。
さらに季節が進んで6月から7月にもなると、日本列島は雨の季節。
東風が吹き込むと、太平洋側の地方は一週間から10日にもわたって肌寒さが続いてしまうことがあります。
この頃は一般的に「梅雨寒む」と表現されているようですね。
このように、寒の戻りと同じように寒さがぶり返す場合、季節の植物などになぞらえて寒さの表現が変わって行くことをご存知でしたか。

稀勢の里おめでとう。  法華坊主 joe

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