苦境を耐えぬけば

2017年 03月23日 - 日常

今日で今年の春彼岸も明けます。
仏道修行は成就できましたか。

昨日のブログのタイトル「春遠からじ」についてご意見がありました。
「春遠からじ」の前に「冬来りなば」の句があるのご存じですか、って。
もちろん知っています。
「冬来りなば 春遠からじ」とは、イギリスの詩人シェリーの「西風に寄せる歌」の一節です。
寒く厳しい冬が来たということは、暖かい春が目の前まで来ているということから、苦境を耐えぬけば、やがて幸福・繁栄の時期を迎えられるというたとえで、文字通りの春を待つ気持ちの表現としても用いられます。
シェリーの詩より前に、法華坊主は日蓮聖人が書き遺された「法華経を信ずる人は冬のごとし 冬はかならず春となる」(『妙一尼御返事』)という言葉を拝受していました。
「法華経を信じる人はあたかも冬のようなものである。それは冬はどんなに長くとも必ず春を迎えるからである。」という意味です。
人生の辛いときを季節にたとえるなら「冬」ですが、でもそれに負けないようにと、日蓮聖人は励ましておられます。
冬はいつまでも冬であるはずがありません。
辛さに耐えて良かったというときがきっと来ます。
それが春です。
正しい信仰を続けていれば、「お題目を唱えて良かった」と人生の春を感じることが出来るでしょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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