少しでも心に寄り添うように

2017年 07月16日 - 日常

今日で東京圏の7月盆も終わり、無事帰ってきました。
お盆の行事は、13日にお墓参りし、「迎え火」の火種をいただいてきます。
そして、家の門口や玄関に焙烙(ほうろく)の器を置き、オガラと呼ばれる皮をはいだ麻の茎を折ってつみ重ね、火をつけて燃やし合掌します。
これを「迎え火」といい、オガラを燃やしたその煙に乗って先祖の霊が家に戻って来るのを迎えます。
外から内に入るように火をまたぐと、先祖の霊を迎えたことになると言われています。
また、このオガラの灰をタンスに入れておくと、着るものに困らないとも言います。

そして最終日である今日(16日)には「送り火」を焚いて、家に迎えた先祖の霊にお帰りいただきます。
「迎え火」を焚いた同じ場所で、オガラをつみ重ねて火を付け、内から外に出るように火をまたぎます。
また、昔は川や海のかなたにあの世があると考えられていたので、地域によっては海や川に「送り火」を流して精霊送りを行います。
わらで作った舟にお供え物や飾り物を乗せた精霊舟や、たくさんの灯篭を流して精霊を送るとともに、病気や災いも一緒に流すという意味があります。
来月は私たちの古里でもお盆を迎えます。
本来のお盆の行事を修することが仲々むずかい昨今になってしまいましたが、少しでもその心に寄り添うような形でお盆のおつとめを行いたいものです。

「やぶ入り」って知ってます?  法華坊主 joe

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