「う」のつくものを食べて夏バテ防止

2018年 07月19日 - 日常

立春、立夏、立秋、立冬前の18日間(または19日間)を「土用(どよう)」といいます。
中国の陰陽五行説からきており、万物の根源とされる「木火土金水」を四季にあてはめると、春=木、夏=火、秋=金、冬=水になり、あまった「土」を立春・立夏・立秋・立冬前の約18日間にあてはめたものが土用です。
季節の変わり目に土用があり、昔はさまざまな禁忌や風習がありましたが、夏の土用は梅雨明けと重なることが多いために重要視され、土用といえば夏の土用をさすことが多くなりました。
これは、高温多湿な日本ならではの暮らしの知恵といえるでしょう。
明日20日が、夏の土用の入りで、今年は丑の日と重なりました。

昔から日にちには十二支が割り当てられており、土用の約18日間にめぐってくる丑の日を「土用の丑の日」といいます。
やはり季節ごとに「土用の丑の日」がありますが、今ではもっぱら夏の土用をさすようになりました。
梅干し・うどん・うりなど「う」のつくものを食べて夏バテ防止をする風習があり、「う」のつくウナギは、まさに疲労回復効果抜群の食べものとされていました。
『万葉集』に、大伴家持が痩せこけた知人の夏痩せ防止にウナギを勧める歌があり、かなり古くからウナギが夏バテ防止に効く食べものとして注目されていたことがわかります。
こうしたことを江戸時代の蘭学者・平賀源内が夏場の営業不振に悩んでいた鰻屋に助言し、土用の丑の日=ウナギブームが広がったという説があります。
明日は、ウナギでなくても構いませんので、「う」のつくものを召し上がってください。

東京五輪、福島ソフトで競技開始。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です