秋の気配を感じる季節

2018年 09月5日 - 日常

台風(21号)一過、日中は残暑が厳しい一日でしたが、朝夕はめっきり涼しくなり秋の気配を感じる季節となりました。
秋の味覚の魚といえばサンマです。
脂の乗ったサンマは炭火で焼くのが最高で、煙の中から香ばしい香りが立ちのぼります。
漢字では「秋刀魚」と書くサンマですが、形も色も刀に似ていて、秋にとれる刀のような魚ということから名づけられたといわれています。
「サンマ」という呼び方については、ふたつの説があり、ひとつは、その形から「細長い魚」を意味する「サマナ(狭真魚)」⇒「サマ」⇒「サンマ」と変化したという説。
ふたつめは、大群で泳ぐ習性があるので「大きな群れ」を意味する「サワ(沢)」と「魚」という意味の「マ」がくっついて「サワンマ」⇒「サンマ」になったという説です。
秋、太平洋で採れた産卵前のサンマは脂がのっていて、塩焼きにぴったり。
カボスやスダチ、レモン、ユズなどの搾り汁や、ぽん酢、醤油などをかけ、大根おろしを添えて食べるサンマの塩焼きは、日本の「秋の味覚」の代表ともいえます。

今朝のローカル紙のコラムに次のような文が載っていましたので紹介します。
「作家吉村昭さんの小説『破船』に、家族四人が一匹のサンマを分け合って食べる夕げの場面がある。
初めて漁に出た主人公の少年が苦心の末、ようやく得た。弟と妹はわずかな身を無心に口にする。少年は小さな魚がもたらす幸福感をかみしめる。」
これこそ、良い時代かも知れませんね。

台風21号の影響でライフラインに乱れ続く。  法華坊主 joe

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