血行促進、冷え性緩和、風邪予防

2018年 12月23日 - 日常

お風呂に入っている間に0時を過ぎて、日付が(23日に)変わっちゃいましたね。

冬至(22日)の定番と言えば、昨日のカボチャ(既報済)とユズ湯です。
ユズ(柚子)はミカン科の常緑植物で、表面がでこぼこしていて大きなオオユズ、小ぶりのハナユズとがあります。
耐寒性に優れているので東北地方でも栽培され、かつてはユズの北限の産地として知られる福島市の信夫山が有名でした。
温暖化の影響で北へ北限が移動している(※岩手県陸前高田市で、ブランド化をめざす「北限のゆず」)といわれるなかで、冬の福島盆地特有の寒暖差によって育った信夫山のユズは、肉厚で酸味と香りが凝縮されたユズとして古くから食材として使われ、「ゆず飴」「柚子みそ」「柚子大根」「柚子まんじゅう」など、様々な工夫を凝らした商品が作られてきました。

柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」。
こうした語呂合せから、冬至の日にゆず湯に入ると思われていますが、もともとは運を呼びこむ前に厄払いするための禊(みそぎ)だと考えられています。
昔は毎日入浴しませんから一陽来復のために身を清めるのも道理で、現代でも新年や大切な儀式に際して入浴する風習があります。
冬が旬のユズは香りも強く、強い香りのもとには邪気がおこらないという考えもあり、端午の節句の「菖蒲湯(しょうぶゆ)」も同様です。
また、ユズは実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められています。
もちろん、ユズ湯には血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防したり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果があります。
さらに、芳香によるリラックス効果もありますから、元気に冬を越すためにも大いに役立ちます。
ユズ湯に入りながら「一陽来復」と唱えると、さらにハッピーになれるそうです。

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