人間の煩悩の数=108

2018年 12月29日 - 日常

年越しの風物詩といえば「除夜の鐘(じょやのかね)」、お寺の鐘が響き始めるといよいよ今年も終わりだと実感します。

除夜の鐘とは、12月31日の除夜(大晦日の夜)の深夜0時を挟んで撞かれる鐘のことです。
12月31日、大晦日の夜を1年の日ごよみを除く夜と言うことで除夜と言います。
除夜の鐘は108回撞かれますが、この回数には諸説あります。
① 眼(げん)・耳(に)・鼻(び)・舌(ぜつ)・身(しん)・意(い)の六根(ろっこん)のそれぞれに、好(こう:気持ちが好い)・悪(あく:気持ちが悪い)・平(へい:どうでもよい)があって18類、この18類それぞれに浄(じょう:きよらか)・染(せん:きたない)の2類があって36類、この36類を前世・現世・来世の三世に配当して108となり、人間の煩悩の数を表すという考え。
② 月の数の12、二十四節気の数の24、七十二候の数の72を足した数が108となり、1年間を表すという考え。
③ 四苦八苦を取り払うということで、4×9+8×9=108をかけたとも言われている考え。
いずれの考え方を尊重するにいたしましても、鐘を撞く前には鐘に向かって合掌することが大事で、108回のうち107回は旧年のうちに撞き、残りの1回を新年に撞くと良い言われています。

30日にかけて続く年末寒波、帰省に影響。  法華坊主 joe

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