切蒲英? 何と読む。

2019年 01月26日 - 日常

昨日に続いて秋田の話題です。秋田の名産といえば「きりたんぽ」。皆さんも一度は召し上がったことがあるでしょう。

「きりたんぽ」は秋田名物として全国に知られていますが、その中でも本場といえるのは大館市だそうです。
そもそも「きりたんぽ」の発祥の地は、大館・北鹿地方で、その昔、きこり達が山作業の折に残り飯を長い棒に巻き付けて、味噌をつけて焼いて食べたのが始まりだという説もあれば、マタギ(猟師)が、食べ残したご飯を、山鳥などの鍋に入れて食べたのが始まりだという説もあるとか。
「きりたんぽ」の「たんぽ」とは槍の刃の部分のカバーのことだそうで、棒に巻きつけた形がそれに似ていることから「たんぽ」と呼ばれ、「きりたんぽ」は鍋に入れる際、切って入れることから「切りたんぽ」「きりたんぽ」と称されるようになったといわれています。
漢字では「切蒲英」と書きますが、読めないですよね。
炊き立ての米をついてつぶし、太い杉の串に竹輪のように練りつけて焼いた物のことです。
単純に田舎風に味噌を塗って食べたり、「比内鳥(ひないどり)」の地鶏スープを醤油味にして出汁を取り鶏肉や野菜をともに煮て「きりたんぽ鍋」として食べるのが主流のようです。
「きり」はやはり切ることだそうで、切る前の段階でのきりたんぽのことはただ「たんぽ」というそうですが勘違いしている人が多いようです。
秋田では、秋から冬にかけて「きりたんぽ鍋」を前にして、大の大人が口角泡をとばして地域や我が家のきりたんぽ鍋自慢をする光景をあちこちで見かけることがあるそうです。これぞ秋田県民が「きりたんぽ鍋」を愛し、味や作り方にこだわっている証で、やはり秋田の代表的な郷土料理なのでしょう。

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