建築の守り人=営繕。

2019年 02月6日 - 日常

先日上京した時に、「富士屋ホテルの営繕さん -建築の守り人-」展(東京・中央区のLIXIL ギャラリー、~2019 年 2 月 23 日)を観てきました。
営繕(えいぜん)とは、建築物の営造と修繕のことをいい、具体的には、建築物の新築・増築・修繕及び模様替えなどを指します。
富士屋ホテルでは施設管理課のセクションに「営繕」が属し、木工事・左官・溶接・塗装など多岐にわたる業務を担当しているとのことです。

神奈川県箱根町宮ノ下にある、1878年(明治11年)創業の老舗ホテル「富士屋ホテル」が、今日も創業当時の趣を残している理由の一つに、裏方である営繕の仕事があります。
2018 年 4 月から富士屋ホテルが創業以来初めてとなる 2 年間の耐震補強・改修工事のため休館している現在、ホテルの造形物の一部展示など、この機会を利用して営繕の仕事の痕跡が残る様々な場面を紹介。
日々のメンテナンスから庭園の橋や水車、檜風呂造りにいたるまで多岐にわたる仕事を目にすると、営繕の役割がホテルにとって欠かせないものだと実感できました。
展覧会では、富士屋ホテルを支える営繕の仕事をとおして、歴史を受け継いで守られてきたおもてなしの空間の魅力を紹介していました。
会場内ではこの機会にしか撮れない建物の内外の撮り下ろし写真を中心に、富士屋ホテルの象徴である営繕作の朱赤の欄干をホテルから移設展示、手がけた空間の例としてコンシェルジュコーナーも再現。
さらに富士屋ホテルの建築群の築造の変遷も古写真で辿ることができ、興味深い展覧会でした。
改修終了後、営繕整ったホテルに宿泊出来たらイイですね。

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