大人も満足、建築と空間展。

2019年 02月10日 - 日常

三連休明けに新しい美術展を観ようと計画しているので、まだアップしていなかった展覧会の感想をひと言ブログします。

子どもたちのためにつくられた学びの場と、遊びの場の建築と空間のなかから、日本の近現代の建築・デザイン史において、ひときわ先駆的かつ独創的なものを紹介する展覧会「子どものための建築と空間展」(東京新橋・パナソニック汐留ミュージアム、~3月24日)は、想像していた以上に見応えがありました。
日本の近代教育は明治時代に始動し、校舎の建設もそこから始まりました。
民衆に愛された明治の擬洋風建築の校舎、大正自由教育の時代の造形豊かな小学校、1970年代の先駆的なオープンスクールなど様々に変遷し、子どもたちの活動を受け止めてきました。
各建築ごとに、子どもたちが親しみを持てるシンボリックな外観が考案され、心安らぐインテリアの充実が図られるなどの 工夫も重ねられてきました。
一方、幼稚園・保育園や、 学校以外の遊び場や読書の空間といった子どもたちの居場所にもユニークな取り組みがあります。
それらを、作り手と使い手の両方に着目しながら選んだ写真、図面、 模型といった作品資料の展示を通して観ることが出来、ちょっとした感動がありました。
また、選りすぐった教育玩具や絵本の原画なども必見です。

ミュージアムフロアーには、全自動おそうじトイレ「アラウーノ」も体験することが出来るコーナーもありましたので、ぜひお試しあれ。

『団塊の世代』著者、堺屋太一元経企庁長官逝く。  法華坊主 joe

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