お酒は温めの燗がいい♪

2019年 02月15日 - 日常

寒い夜には、お燗酒が似合います。
その昔、心ある飲み屋には”お燗番”がいました。
女将を引退したお婆さんが、鉄瓶の前に陣取って、お客様の様子を見ながら適度な温度にお燗をつけていたのだとか。
お客様の好みに合わせるのはもちろん、接待役があまり酔わないようにと熱燗を出したり、疲れた様子の人にはぬる燗をサービスしたり、まさに「おもてなし」の極意です。
また、普通の家庭でも、かつては特別な客をもてなす際にお燗酒を供していたようです。
ひと手間加えてお酒を温めるお燗酒は、いかにも日本人らしい気配りを感じさせます。
心のこもった抜群のつけ具合のお燗酒を、美味しい料理と気の合う人と一緒にゆったり楽しむ、あるいは艶歌を聞きながら、独り酒・手酌酒を嗜むも良し。
それだけで、日本に生まれてよかった、と感じる”癒し”のひとときが生まれるのではないでしょうか 。

お燗はからだにやさしい飲み方です。
冷酒はアルコールの吸収が遅く、途中で急激に酔いがまわりますから、「酔ってない、酔ってない」と油断していると、急激に酔いがまわって驚いたこともあります。
一方、お燗酒はアルコールの吸収が早く、飲んだら飲んだ分だけ酔いがまわりますので、酔いの度合いを自分でチェックでき、飲み過ぎ防止の効用もあるということですから、からだに負担をかけません。
お燗酒は口当たりも滑らかに、一杯、一杯また一杯と盃をかさねるごとに、柔らかに、ゆるやかに、ゆったりと酔いを身体にめぐらせ、凍えた身も心も優しく溶きほぐしてくれるのです。

今夜は、酒飲みの勝手な言い草にお付き合いいただき、有り難うございました。

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