感性にあふれた美しいことば。

2019年 04月15日 - 日常

福島の桜は満開で、今が見頃です。
昨日の休日も各地でお花見が催されていました。
桜は古くから親しまれており、私たちの暮らしの中に深く根付いています。
春の気候や情景を表すことばにも「桜」が使われているものがたくさんあります。
古くから「花見」といえば「桜」の花を見ることを意味したように、日本人にとって桜は特別な花です。

桜の花の様子をあらわすことばには種々あります。
例えば、「こぼれ桜」。
桜の花が満開で、まるで地面にこぼれ落ちたように見える様子のことで、桜の花びらを散らした模様を指します。
また「花吹雪」は、満開の花、特に桜の花びらが風に吹かれて舞い散る様子が、まるで雪が吹雪いているように見えることから生まれたことばです。
「花明かり」は、桜の花が満開で、闇の中でも辺りをほんのりと明るく照らしているように感じられる様子を言います。
「花筏(はないかだ)」は、水面に散った花びらが筏のように流れていく様子を言います。
さらに「花の浮橋」は、水面に散った花びらが橋のように集まっている様子を言います。
日本人らしい感性にあふれた美しいことばを会話の中でさりげなく使えると素敵ですね。
ついでにもうひとつ。
「花より団子」は、きれいな桜の花を見るより、花見団子を食べたほうが良いというところから、「風流を理解する心がないこと」や「名誉よりも実利を優先する」などという意味で使われますからご用心。

11年ぶりメジャー制覇、ウッズ優勝。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です