女性の果実が開花。

2019年 06月9日 - 日常

境内のザクロが真っ赤な花をつけています。
甘酸っぱい味わいが特徴のザクロは「女性の果実」と呼ばれるほど、美容や健康によいとされ、世界中の人々に古くから親しまれています。
また、鮮やかなオレンジ色の花が美しいことから、観賞用の花木としても人気があります。
ザクロは、ミソハギ科・ザクロ属に分類される落葉性の小高木で、世界中の亜熱帯地域に生息しており、原産地については詳しくわかっていません。
日本へは平安時代に、中国から朝鮮半島を経由して渡来しました。
そして、赤いザクロの花はまるで「タコさんウインナー」に似ていると思いませんか。

ザクロと鬼子母尊神(きしもじん)さまは非常につながりがあることは一般的に有名です。
私どもは、鬼子母尊神を法華経を修業する人々の諸天善神として祀っています。
そのお姿は一般的に左手に子どもを抱え、右手に「吉祥果(きっしょうか)」を持つことが多いです。
吉祥果とは、鬼子母尊神がもつ魔障を払う果実のことで縁起のいい果物のことで、経典がインドから中国に渡り漢訳されたとき、「吉祥果」という名前になりました。
しかし、漢訳した人たちは吉祥果というものはこの世でみたこともなかった為、それに似ているザクロが代用され、それによって吉祥果=ザクロになったわけです。
そして、それが日本にそのまま伝わって日本でも吉祥果=ザクロになったことの由来により、私どもも境内にザクロの木が植えられているわけです。
実がなる頃にまた詳しく説明いたしましょう。

天皇皇后両陛下、令和最初の結婚記念日。  法華坊主 joe

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