十六夜は わづかに闇に 初哉

2019年 09月14日 - 日常

今日のお月様をご覧になりましたか。
昨夜の十五夜は、旧暦(陰暦)8月の15番目の夜、もしくはその夜の月のことをいい、中秋の名月と言います。
実際には、新月が必ず月の最初の日となる旧暦の場合、約15日かけて満月を迎え、また約15日かけて新月になるまでを1か月とするため、毎月15日の夜はほぼ満月が見れます。
しかし、現代では月の満ち欠けを基準とした旧暦ではなく、太陽の動きを基準とした新暦を使用しているため、十五夜にあたる日にちは毎年変動しています。
よって十五夜の月が必ず満月になるわけではなく、完全な満月は前後にズレる場合も多くなります。
これは旧暦(陰暦)が、1か月を29日、もしくは30日としているのに対し、月の満ち欠けの周期が約29.5日となっているからであり、新月から満月までが14日〜16日と幅があるためです。

  
疑問が解決しましたか?
今年の十五夜は完全な満月ではなかったでしょう。
今年9月に満月を迎えるのは、十五夜の翌日「9月14日(土)」、まさに今夜です。
きょう9月14日は、旧暦で8月16日にあたります。
本当の中秋の名月は「十六夜(いざよい)」の日に見られます。
古来日本では、十六夜にも月見をした習慣があったといわれ、満月を迎える時期のズレなども、当時の人々はわかっていたのかもしれません。
「いざよい」とは、ためらう・進めないという意味の「いざよう」が名詞化したもので、月の出が遅くなり、十六夜は十五夜の月よりもためらっているように見えたため「いざよい」と呼ばれたといわれています。
天文学的には、十五夜が必ずしも満月であるとは限りません。
実際の満月は旧暦14日〜17日のいずれかであり、十六夜が満月となることもあります。
十六夜は、月の満ち欠けを基準としていた旧暦の16日で、もっとも満月に近くなる十五夜の翌日にあたります。
十六夜は現代の暦に変換すると毎年変わりますが、夜空を見上げて季節の移ろいを感じてみるのもよいかもしれませんね。

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