紅葉前線、南下中。

2019年 10月23日 - 日常

今日は久し振りの秋晴れ。
山々は秋も深まり、紅葉の便りが聞かれるようになりました。
気象庁では、春のサクラと同じように、統一した基準によって、カエデ、イチョウが紅(黄)葉した日などを発表しています。
標本木を観察することで、季節の遅れ進みや気候の違いなどを把握することができ、また生活情報のひとつとしても利用されています。
気象庁では、カエデの標本木全体を眺めたときに、大部分の葉の色が紅色に変わった状態になった最初の日を、かえでの紅葉日と言うそうです。
カエデは主としてイロハカエデを標本木とするらしく、イロハカエデは東北地方南部から九州地方の山地に広く自生する落葉樹ですが、秋の紅葉が美しいため各地の公園や庭園に植えられています。
イロハカエデは紅葉の他にも、落葉日を観測しています。
また気象庁では、イチョウの標本木全体を眺めたときに、大部分の葉が黄色に変わった状態になった最初の日を、イチョウの黄葉日とは言うそうです。
イチョウは社寺の境内、学校や公園、街路樹としてもよく見かける木で、その種子である銀杏(ぎんなん)は食用にもなります。
このようになじみ深い木ですが、イチョウは雌雄別株の裸子植物で、恐竜が闊歩していた中生代ジュラ紀には地球を広く覆っていたそうで、氷河期にほとんど絶滅し、現在のイチョウの一種だけが中国の一部に生き残ったため、「生きている化石」とも言われています。
種子植物の祖先に近い貴重な木で、野生のものは知られていないわけですから、日本のイチョウもすべて植えられたものです。
明治時代になって、日本の研究者・平瀬作五郎が、イチョウの生殖器官が精子を作ることを発見し、イチョウがシダ類から進化したものであるということが裏付けたという話もあります。
辛い世の中ではありますが、紅葉見物でもなさって、前向きに生きていこうではありませんか。

プロ野球、ソフトバンク3年連続日本一。  法華坊主 joe

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