一番寒い時期に向かう。

2019年 11月18日 - 日常

秋も終わり、霜や息の白さに冬の訪れを感じるようになると、手紙などで目にするようになるのが「向寒の候」という言葉です。
「向寒の候」は季節によって変わる時候の挨拶の一つで、ビジネス文書にも使われる言葉です。
時候の挨拶は、意味や使われる時期などをしっかり押さえておくときちんとした手紙や挨拶文を書くときにとても役に立ちます。
「向寒」の意味は、字の通り『一番い時期に向かう』という意味で、日に日に寒くなってゆく季節の移り変わりを表す言葉です。
「向寒の候」は何日から何日まで!と使用期間がはっきり決まっているわけではありませんが、日に日に寒くなる頃に合わせ使うことばですから、11月中旬~12月上旬あたりまで使える言葉といえるでしょう。

冬の始まりである「立冬」が11月7日ごろですから、立冬を目安に使い始めるのが一般的です。
そして「向寒」の「寒」は24節気でいう「小寒(1月5日頃)」「大寒(1月20日頃)」を表していますから、「小寒・大寒に向かう季節」ということですね。
しかし、小寒の前の「冬至(12月22日)」を過ぎると、もう冬真っ只中の雰囲気になってしまいますので、向寒の「本格的な寒に向かう」という感じを大切にすると、11月7日~12月21日までを目安に使うのが一般的なようですね。
秋から冬にかけて日々寒さが増して夜長がますます深まる時期です。
遠くの友人や家族、久しくしている方にほっこりと温かい気持ちにななってもらえるように手紙を書くのもいいのではないでしょうか。

香港デモ、理工大で衝突続く。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です