小春日和の穏やかな日は・・・。

2019年 11月21日 - 日常

皆さんは会話の中で「小春日和(こはるびより)」という言葉を使ったことがありますか?
山口百恵さんの大ヒット曲「秋桜」の歌詞に「小春日和」という言葉が出てきますよね。
「小春日和」の本来の意味は、きょうのお天気のように旧暦10月頃のよく晴れた暖かい天気を指します。
秋から冬に移行するこの時期は、まるで春のように穏やかな陽気が続くことからこう呼ばれるようになりました。
文化庁の「国語に関する世論調査」によると、「春先」に使うものだと思っている方が多いようで、42%の人が「小春日和」を間違って使っているという結果があるそうです。
厳しい冬を前に現れる温和な天気を喜んだ言葉で、アメリカ大陸やヨーロッパにも冬を前にしたこの時期の穏やかな晴天をインディアンサマー・老婦人の夏などと呼ぶことばがあるようです。
「小春日和」という言葉は、一般的には春先に誤用されることが多くあるようですが、実際には冬の季語とされ、晩秋から初冬にかけて用いられる語で、秋から冬へ寒さに向かう中での穏やかで暖かな天気の日についていう場合などに、「小春日和の一日」などの形で用いることができます。
よく使われる慣用句や単語でも、本来の意味が実はまったく別の意味であることも多いものです。
誤用されがちな「小春日和」ですが、旧暦10月のあいだに今回のような冬の冷たい空気のお天気を味わった後なら、「小春日和」がピンとくるかもしれませんね。

大河、エリカ容疑者の代役に川口春奈さん。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です