今さら聞けない!

2020年 02月23日 - 日常

「今さら聞けない」ってことありませんか? 例えば、PayPay、ネット用語、ヤフー携帯ショップ、ふるさと納税、アメリカ大統領選のしくみ、雛祭りのあれこれ等々たくさんあります。

先日、千代田図書館を訪ねました。場所は九段下駅から徒歩で3〜4分、千代田区の合同庁舎ビルの9〜10階にあります。
比較的新しく清潔感があり、近代的なビルの中には、駐車場やパン屋、ちょっとした食事ができるラウンジスペース、食堂などがあり、1日かけて閲覧したいときなどには大変ありがたい施設のようです。
訪問の理由は、千代田図書館で開催されていた「いまさら聞けない? 芥川賞・直木賞」を観ることでした。文学賞といえば芥川賞と直木賞。ところが、名前は知っているけれど、どんな賞なのかはよくわからないという人も・・・。今回は、芥川賞・直木賞をまるっとおさらいできる展示会でした。
芥川龍之介と直木三十五、そして菊池寛の人物紹介をはじめ、芥川賞・直木賞制定の経緯や選考にまつわる多数の裏エピソード、選考委員のメンバーなどをパネルで紹介しており、受賞作や受賞作家の作品、文学賞に関する書籍など約200冊を展示・貸出していました。

芥川賞は優れた純文学を書いた新人に与えられる文学賞のことで、直木賞は無名・新人・中堅の大衆小説に与えられる文学賞のことです。法華坊主なりに解釈を加えると、純文学は「芸術性」「形式」を重んじる小説で、主に文章の美しさや表現方法の多彩さが評価されます。大衆小説は「娯楽性」「商業性」を重んじる小説で、読んで楽しい!と感じるエンターテイメント作品のことです。

『文藝春秋』の創業者である作家・菊地寛が「芥川と直木を失つた本誌の賑やかしに、亡友の名前を使はうと云ふのである」と記した賞創設のいきさつなどを紹介していました。会場には、芥川・直木両氏のの略歴などをまとめたパネル12枚も展示してあり「芥川賞に辞退者が出て菊池寛が怒った」「古書として280万円の値段が付いた芥川賞作品がある」などの裏話も記されていました。ザンネンながら先週21日で終了しています。

 

天皇陛下60歳、令和初の誕生日。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

“今さら聞けない!” への1件のコメント

  1. さとくん より:

    現在さとくんは、この千代田区立図書館の近くで働いていま
    す。千代田図書館3/15まで「貸出と返却のみ」です

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です