勇ましい男子に育つよう。

2020年 05月2日 - 日常

きょうお訪ねしたお宅に「五月人形」が飾ってありました。
「五月人形」は、人形が人の厄を受けてくれるという身代り信仰のひとつで、有名な武者を模したものを「武者人形」と呼び、勇ましい男子に育つよう願いが込められています。
人形は一人一人の身代わりなので、長男に金太郎、二男に牛若丸というように、一人に一つそれぞれの分を飾るのが良いと言われています。

【金太郎】 坂田金時の幼名で、その怪力童子ぶりが伝説となる実在の人物。源頼光に見出されて家来となり、「頼光四天王」のひとりとして活躍しました。
【牛若丸】源義経の幼名。7歳で京都の鞍馬寺に預けられ、武芸を磨きました。
【弁慶】京都の五条大橋で牛若丸と出会って戦ったが、とてもかなわず家来に。知恵と怪力で大活躍し、豪傑の代名詞です。
【鍾馗(しょうき)】中国の皇帝の枕元にあらわれた幻の英雄。邪悪なものや疫病から守る魔除けの神。
【鎧(よろい)・兜(かぶと)】武士の命を守る大切な道具を飾り、様々な災いから子供を守って逞しく成長するよう願います。頭上のマークは武将の家紋で、その勇姿に成長を重ねています。

五月人形には、「男の子を厄から守る」という願いと、「立派に成長する」という2つの願いが込められているようですね。

 

福島市32.4℃、今年初の真夏日。  法華坊主 joe

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