閉塞感のある日常を離れ・・・。

2020年 11月20日 - 日常

コロナ禍ではありますが、映画「ホテルローヤル」を観ました。
桜木彩乃さんの直木賞受賞作を女優の波瑠さんが主演し、武正晴監督のメガホンで映画化されました。

原作は、桜木さん自身の生家でもある北海道・釧路湿原に立つラブホテルを舞台に、現在から過去へ時間軸をさかのぼり、ホテルの盛衰とそこを訪れる人々の生と性を、切なくも瑞々しいタッチで描いた7編からなる連作小説です。
法華坊主は、7編のうち「星をみていた」が一番印象的で、掃除婦・ミコの年下夫との慎ましい生活やミコの母の言葉が何とも味がありました。
「本日開店」の貧乏寺住職の妻の仕事は、檀家との・・・そういう手もあったかと苦笑しました。
「せんせぇ」は、恩師に紹介された妻と結婚するも、何と教え子とホテルで泊まるが、何事もなくて良かった。
bookの『ホテルローヤル』は、思わぬ組み合わせにドキリとさせられる話が多いが、どこか昭和の人恋しさが漂う小説でした。

映画11/13全国公開】原作本『ホテルローヤル』(桜木紫乃氏著)累計100 ...
映画「ホテルローヤル」では、閉塞感のある日常を離れ、ホテルローヤルの扉を開く男女、問題を抱える経営者家族・従業員の姿を、経営者家族のひとり娘・田中雅代(張る)の眼差しを軸に描いていきます。
ホテルローヤルと雅代を中心に時代をさかのぼりながら、つながっていく、最後には家族の話になっています。
あまり好きではなかった波瑠と松山ケンイチが好演していたことは良かったです。
巣ごもりも結構ですが、気が向いたら映画鑑賞に出かけて、気分転換してみてください。

 

「我慢の3連休」さてどうなりますか?  法華坊主 joe

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