お年玉ちょう~だい。

2021年 01月8日 - 日常

お正月に年神様を迎えるときには、神に供え物を捧げ、年神様からは新しい魂が分け与えられます。
現在の節供(せっく)は、特定の年中行事を意味しますが、本来は、神への供物が「節供」で、神から与えられる魂が「お年玉」です。
「節」とは神祭りの日のことで、「節供」とは、神の到来する節の日に神に供える供御のことです。
正月が最も重要な節の日であるため、年神様に供える料理を「節供料理」というようになり、縮まって「おせち」となりました。
年神様を迎える正月は家族が一同に会し、供物の一部を分かち食する「直会(なおらい)」を行い新年を祝いました。
現在、一般的にお節料理と言えば重箱に盛られた重詰めの料理のことをいいますが、 本来の意味からすると雑煮や屠蘇もお節料理の一種と考えられます。

Haiku in English on Sunday (73) 年玉を並べて置くや枕もと: リアルET ...
子どもたちの正月一番の楽しみで、重要な資金源になっている「お年玉」。
いまでは、現金をぽち袋に入れて、大人から子どもに渡すものになっていますが、かつては全く違うものでした。
もともとは、年神様から新年に授かる「新しい魂」を「年魂 」(としだま)といいました。
いまでは誕生日がくるとひとつ年を取りますが、かつては正月に年神様から「年魂」をもらってみんなひとつ年をとったのです。
これが数え年という年齢の数え方で、年神様の「年魂」をいただく、これが本来のお年玉です。
また「お年玉」はお父さんが子どもへ、主人から使用人へ、師匠から弟子へというように、目上の人から目下の人へ渡すものです。
新年に目下のものが目上のものに何かをさし上げるときは「御年賀」「御年始」とします。

 

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