可憐な花には似つかわしくない名前。

2021年 03月8日 - 日常

「イヌノフグリ」か「オオイヌノフグリ」か判別がつきませんが、とにかく咲き出しました。
都会に住む友人からは、10日くらい前に「咲いたよ」と連絡がありましたので、みちのくは春の訪れが少々遅いようです。
イヌノフグリは、ゴマノハグサ科の越年草で、かつては路傍や畑の畦道などで普通に見られたようですが、近縁種のオオイヌノフグリにその生育地を奪われ、育成地も開発行為によって大幅に減少し、今では絶滅危惧種に指定されているそうです。
淡いピンク色をした3~5mmの花をつけ、花弁には紅紫色のスジが入っています。
花期は3月~5月、花言葉は「信頼 、女性の誠実」です。
陽が照っていないと開かないのはイヌノフグリもオオイヌノフグリも同じです。
今日は綺麗に開いていました。
オオイヌノフグリは、道端や畑地などに良く見られるゴマノハグサ科の2年草です。
春早くにコバルトブルーの可愛らしい花をつけます。
オオイヌノフグリという名前は「大きな犬のふぐり」という意味です。
果実の形が、それに似ていることと、イヌノフグリより大きいのでこの名がついたようです。
花期は3月~5月、花言葉は「子供に恵まれる」です。

道ばたに見る春の草たち イヌフグリのなかま

「イヌノフグリ」の「フグリ」とは「陰嚢(いんのう)」のことで「イヌノフグリ」は、その実が犬の陰嚢に似ていることから名付けられました。
「陰嚢」とは、精巣や副精巣などを内部に含む袋のことで、俗に言う「〇〇タマ」のことです。
可憐な花には似つかわしくない名前ですが、戦前から「イヌノフグリ」と呼ばれているようです。

 

緊急事態宣言、首都圏再延長~21日。  法華坊主 joe

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