いったいどうして早まってしまったの?

2021年 05月17日 - 日常

GWが過ぎると、我が家の周辺では本格的に田植えが行われます。
地域によっては4月に済ませてしまうこともあるでしょうが、私くらいの年頃の者にとっては、5月の田植えでも時期が早いと思ってしまいます。
わたしの幼い頃の記憶では、田植えは梅雨の真っ最中でした。
そして9月初めの二百十日は稲の花の咲く時期に重なるため、暴風の多いとされる二百十日は農家の厄日とされていましたから、稲刈りは10月から11月のことでした。
よって11月23日の勤労感謝の日も、収穫を神様に感謝する日として、時期的にも素直に受け容れることができていました。
ところが現在では、田植えが早まった結果、8月には稲刈りが始まり、9月中に終わってしまうところもあるようです。
いったいどうしてこんなに早まってしまったのでしょうか。
いろいろ理由があると思いますが、私は稲の栽培をしたことのない農業の素人ですが、台風シーズンの前に稲刈りを終えてしまえば、台風の被害を避けることができるということが大きな理由でしょうか。
またいち早く新米として出荷し、高い値段で買い取ってもらえるということもあるでしょう。
早く収穫するためには、早い時期の田植えが必要です。
しかし稲は本来は熱帯の植物ですから、自然のままに発芽させていたのでは田植えに間に合いません。
稲の発芽温度は30度前後だそうですから、苗床の温度管理をしなければ、早期の田植えはできないわけです。
このような栽培技術の発達や品種改良が、田植えに留まらず、稲の栽培時期の早期化を可能にしたのでしょう。
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日本では、古くからお米づくりをつかさどる田の神の存在が信じられてきました。
相撲の土俵入りなどの際に「しこ」を踏む動作がありますが、これは大地を踏むことで害虫や厄などの災いを追い払い、豊作をもたらす田の神の力が消えないようにするという意味があったとされています。
お米は日本の宝ですから、皆さんで秋の五穀豊穣をお祈りしましょう。

 

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