知らない場所に連れて行ってくれる。

2021年 05月20日 - 日常

昨日に続いて映画の話をします。
ヒマラヤ山脈の標高4800メートルにある実在の村ルナナを舞台に、都会から来た若い教師と村の子どもたちの交流を描いたブータン映画『ブータン 山の教室』。

ブータン 山の教室』公式サイト|2021年4月3日(土)より開校ロードショー

福島市内の映館館でもまだ上映中なので・・・、でもちょっとだけネタバラします。
ブータンで教師をしているウゲンは、突如ブータンで一番の僻地ルナナ村で教師をしろと命じられることになります。
ブータン最秘境の村で紡がれる温かな生活を描くドラマ作品で、まず最初にブータンの山々の雄大な背景が画面いっぱいに映るシーンで心をガッシリと掴まれました。
そしてそんな田舎で生きる純粋な人々の暮らしぶりが背景とマッチしていて、ブータンが私たちに与えようとする世界観にどっぷり浸かることができました。
『ブータン 山の教室』の魅力、それはウゲンと村人たちとの触れ合いが真摯に描かれていたことです。
子どもたちと協力して作り上げた創作授業や、歌を歌う女性との交流など現代社会人が忘れていた人との触れ合いの素晴らしさがそこにあるような気がしました。
また前半の、村に行くまでの道程が過酷な環境で、見応え抜群です。
山で急勾配ばかりの道や泥だらけの道が険しさを象徴し、そこに生きる人たちの食事や佇まいを見て力強さに圧倒されます。
今回の作品は、映画の〈知らない場所に連れて行ってくれる〉魅力が溢れる素敵な作品でした。
コロナ感染が収束したら、「最後の理想郷」として知られ、美しい自然と仏教文化あふれるヒマラヤの奥地、国民の幸福が経済成長より重視される「世界で一番幸せな国」ブータンを是非訪ねてみたくなりました。
ご一緒しませんか。
各地で「ガッキーロス」爆発。  法華坊主 joe

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