世の中のすべてのものが満ち始める。

2021年 05月22日 - 日常

きょう(21日)は、24節気のひとつ「小満(しょうまん)」です。
陽気が良くなって、万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始めることから「小満」といわれています。
ようやく暑さも加わり、麦の穂が育ち、山野の草木が実をつけ始め、紅花が盛んに咲き乱れます。
梅の実がなり、西日本では、走り梅雨がみられる頃で、田植えの準備を始める頃でもあります。
本来なら以上のように想像される「小満」の風景ですが、今年はとっくに東海地方まで梅雨入りし、近くの田んぼの田植えも既に概ね終わった模様です。
走り梅雨とは、本格的な梅雨に入る前のぐずつく天候のことで、この後に晴れた日が続き、その後本格的な梅雨に入るのが通常なのにね。

小満の意味とは?時期はいつ?どんな季節なの? | いい日本再発見

世の中のすべてのものが満ち始めるということで、「小満」と言われていますが、その他にも、昨年の秋にまいた麦が黄色くなってくる頃で、百姓たちがほっと安心し、少し満足するから「小満」という、といった説もあります。
「小満」はあまりなじみがない人も多いかと思いますが、日本の暦をもっと知って、豊かな四季に感謝し、美しい季節の移り変わりを楽しみたいですね。
この時季、緑の木々を見たら、緑黄色の麦を見たら、田植えを見たら、衣替えをしたら・・・、ああ「小満」だなと思い出してください。

 

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