今日もどんよりとした梅雨空。
2021年 07月11日 - 日常
「間もなく梅雨明けか」と報道されていますが、今日もどんよりとした梅雨空です。
さて、そもそもどうして梅雨(つゆ)というのでしょう? おさらいしましょう。
その語源は中国にあります。
梅雨(ばいう)・・・梅の実が熟す頃に降る雨だから。
黴雨(ばいう)・・・黴(かび)が生えやすい時期の雨だから。
「梅雨(ばいう)」という言葉は、平安時代頃には日本に伝わっていたと考えられていて、その後、江戸時代頃に「つゆ」と呼ぶようになったと言われています。
日本で「つゆ」と呼ぶようになったのは、次のような説があります。
〇「露(つゆ)」からの連想
〇黴によって物が損なわれる「費ゆ(つひゆ)」に由来
〇梅の実が熟す頃という意味の「つはる」に由来
〇梅の実が熟して潰れる頃という意味の「潰ゆ(つゆ)」に由来
こうして「梅雨(つゆ)」が定着しましたが、日本には素敵な異称があります。
ひとつは、五月雨(さみだれ)。
「さ」は旧暦の5月(現在の6月頃)をさし、「みだれ」は「水垂れ」という意味で、梅雨という言葉が伝わる前は五月雨でした。
もうひとつは、梅霖(ばいりん)。
「霖」は、ながあめという意味です。
梅雨といえば、うっとうしい、ジメジメ、憂鬱などという言葉が続くことが多いですよね。
しかし、言葉ひとつでイメージは変わるものです。
梅雨言ほかにもほかにも五月雨や男梅雨、女梅雨など美しい表現がたくさんあります。
残された梅雨の期間、梅雨言葉を体感してはいかがですか?
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