あの熱かった時代に生きたかった。

2021年 07月14日 - 日常

1967年の第1次羽田闘争で亡くなった18歳の青年を取り巻く人びとを取材し、激動の時代の青春と悔いを描いたドキュメンタリー映画「きみが死んだあとで」を、福島の映画館で先週観てきました。

1967年10月8日、当時の佐藤栄作内閣総理大臣の南ベトナム訪問を阻止するための第一次羽田闘争。
その中で、18歳の山崎博昭が死亡する。
死因は機動隊に頭部を乱打された、装甲車に轢かれたなど諸説あるが、彼の死は若者たちに大きな衝撃を与えた。
山崎の死から半世紀以上、彼の同級生たちや当時の運動の中心だった者たち14人が語る青春の日々とその後の悔恨。
彼らが年齢を重ねる中、山崎だけが18歳のままという思いの中、あの熱い時代はいったいなんだったのかが語られていく。

きみが死んだあとで : 作品情報 - 映画.com

面白いのは、インタビューが基本的に関係者の自宅または仕事場で行われていることによって、置かれている本や置物などに時折目を奪われました。
彼の死が関係者たちにどのような影響を与えたのか、学生運動にさらにのめり込んだ者、学生運動を辞めた後も悪夢に悩まされる者、支援活動をしながら数奇な運命を辿った者、さまざまでありながら、未だに大きな影響が残っていることも印象的でした。
若き日の山本義隆がリーゼントに髭を長く伸ばしている格好は確かにカッコ良かったし、耳をつんざく大友良英のギター音も映画に合っていたなと思いました。
途中休憩をはさんだ3時間20分は、見応えがありました。

 

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