相手に同意する際の言い回し。

2021年 07月26日 - 日常

今日もTOKYO2020の舞台で日本人選手がメダル奪取、おめでとうございます。
その反面、インタビューの冒頭で「そうですね」って答えるの、おかしいと思いませんか?
メダルを取った選手も、取れなかった選手も、インタビューを受けたときの第一声が「そうですね」で始まるのが気になりませんか?
誰もがそうであることと、質問されるたびにまた「そうですね」とくり返されることに、奇妙な違和感を持っているのは私だけでしょうか?
もっとも、「そうですね」が気になったのは、今回が初めてではありません。
それは、フィギアスケートの浅田真央の決まり文句で、何で「そうですね」から始めるんだ、と疑問に思ったことが度々ありました。
それがこんどは、ほとんどの選手に伝染していて、選手のなかでの流行語だといってもいいかもしれないことに驚きます。
「そうですね」は、相手の話に対する肯定の応答語です。
だから、質問されて、「そうですね」と応えるのは、「肯定の応答語」ではなく、自分のなかで応えをさがすときに出る言葉だと言えるのです。
質問に対してしばらく考えるときに出る「そうだなー」とか「うーん」とか「あー」に近い言葉ではないでしょうか。
しかし選手の口から出る「そうですね」には、考えるために必要な時間を稼ぐといったニュアンスはなく、きわめて機械的に出されるように感じられる言葉になってしまっていることです。

そうですね – illust STAMPO (イラスト スタンポ)

「そうですね」は、相手に同意する際の言い回しで、敬語では「そう思います」と表されます。
別の言い方では「おっしゃる通りです」と「左様でございます」という表現があります。
すべて「そうですね」と同じ意味では使うことはできませんが、同意する場面で使うことができます。
正しい敬語表現をしっかりと身につけて、自分のコミュニケーションの手段のひとつとしていきましょう。

 

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