雷が鳴ったらオヘソを隠して。
2021年 08月5日 - 日常
今日も午後から急に真っ暗になり、短時間ではありますが、バケツをひっくり返したような雷をともなった豪雨が降りました。
そこで子どもの頃、「雷様に〈おへそ〉をとられちゃうよ」「雷が鳴ったら〈おへそ〉を隠して」と言われた経験はありませんか?
雷の正体は電気ですし、雷が鳴っているときに〈おへそ〉を出していたとしても、とられてしうまうことなんてありません。
それでは、なぜこんなことが言い伝えられてきたのでしょうか。
これには諸説ありますが、そのうちのひとつが「雷が鳴るときは空気が冷たくなるため、おなかを冷やさないように注意したのではないか」ということです。
確かに、雷が鳴ったり、ゲリラ豪雨になったりするときは、空気がひんやりします。
空が厚い雲で覆われているので、太陽の光が届かないというのも理由のひとつですが、それだけではありません。
空気をひんやりさせるもの、それは雷を発生させる積乱雲(雷雲)から吹く冷たい風なのです。
もうひとつ〈おへそ〉を隠したほうがいいという理由として、「〈おへそ〉を隠すと自然に前かがみになるから」という説もあります。
雷は、周囲よりも高いところに落ちやすいため、かがめば少しは雷が落ちにくくなるかもしれないというわけです。
ただし、広い芝生の広場や砂浜など、周囲に何も高いものがない場合、多少かがんだところで雷の落ちやすさに変化はありません。
空が暗くなり、ひんやりとした風が吹いて、ゴロゴロという音が聞こえたら、積乱雲が近づいているサインです。
かがむよりは車や建物の中に避難して、安全を確保するようにしましょう。
とても神秘的な現象を学んだ昔の人の生活の知恵を、令和の夏も大切に守らなければいけませんよね。
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