日本の浮世絵文化に大きく貢献。

2021年 08月10日 - 日常

2020年は、江戸の天才浮世絵師・葛飾北斎が生まれてちょうど260年でした。
世界中で愛され、今なお高い評価を得ている北斎、そして彼がその発展に大きく寄与した日本の浮世絵文化。
昨年から今年にかけて、これらを広く発信するイベントや展覧会が多数予定されていました。
しかし、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大のために、多くの催しが中止や延期、あるいは規模縮小の憂き目に。
葛飾北斎の生誕260年を記念し、代表作である『北斎漫画』、『冨嶽三十六景』、『富嶽百景』の全頁・全点・全図が一堂に会する前代未聞の特別展「北斎づくし」が、コロナ禍により1年延期して、いま東京ミッドタウン・ホールで開催されています。
今回の展示では、北斎をリスペクトする豪華メンバーが集結。
世界一の北斎漫画コレクターである浦上満氏の収集作品より、『北斎漫画(初編~15編)』全883頁、「冨嶽三十六景」全46点、『富嶽百景(初編~3編)』全102図を通期で展示するという前代未聞の試みに挑戦していますから、北斎ファンにはたまらないですね。

北斎漫画

1981年の公開時に見逃した『北斎漫画』(ほくさいまんが)を、先週、福島市内の映画館で観ました。
『北斎漫画』は、矢代靜一の戯曲『北斎漫畫』を新藤兼人監督が映画化、北斎の波乱に満ちた生涯を描いています。
葛飾北斎(緒形拳)と滝沢馬琴(西田敏行)の代表作が生まれるまでの裏側などが、緒形や西田らの名演で描かれるところが見どころで、北斎の娘・お栄役を15歳から70歳まで演じ切った田中裕子の演技は必見!と、当時話題になりました。
北斎とお栄、盟友・馬琴の掛け合いは、テンポも間合いも超絶妙です。
今やソフトバンクモバイルCMで白戸家シリーズのお母さん役の樋口可南子が裸で演じる「蛸と海女」の制作風景は、変態的なラブシーンとしてトラウマ的に脳裏にこびりついています。

 

スガ総理、読み飛ばしの次は1分遅刻。  法華坊主 joe

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