ご先祖様をおもてなしするお盆。

2021年 08月12日 - 日常

明日から「お盆」です。ご先祖様をお迎えする準備はお済みですか?。
8月13日に迎え火を焚いてご先祖を迎え、15日(もしくは16日)に送り火を焚いて送り出します。
また、お盆には、「盆棚」というご先祖様をお迎えする祭壇を作り、棚にはござや真菰(まこも)を敷き、中央に御本尊・お位牌を安置します。
ナスやキュウリで作った精霊馬(しょうりょうま)、精進料理のお膳、そうめん、季節の野菜や果物、故人の好物などのお供え物を供え、棚の左右には盆提灯を飾ります。
お盆飾りには、お盆に故人やご先祖様が家に帰ってくることを華やかにお迎えし、おもてなしをするという意味があります。

初めて迎える「新盆」の基礎知識 - シニアガイド

鎌倉時代、京都ではお盆に精霊を迎えるための目印として、門口に高い竿を立て、その先に提灯(ちょうちん)を提げる「高灯籠(たかとうろう)」が行われていました。
その風習が、盆提灯を飾るという形で今に引き継がれています。
もちろん福島でも、新盆を迎えるお宅では最近まで高灯籠が用いられていました。
故人の49日が済んだ後、初めて迎えるお盆のこと「新盆」「初盆」といい、新盆を迎える家で用意する提灯を「白紋天(しろもんてん)」と呼びます。
新盆に限り、清淨無垢の白で御霊を迎える意味から白木で作られた提灯が最も多く使われます。
軒先や縁側や仏壇の前に吊るして火をともし、その灯りによって精霊は迷うことなく家までたどり着いてもらうという意味が込められています。
新盆用提灯を使うのは、その年1回(1年)限りです。
一般の盆提灯(絵柄提灯・壷型の置き型)は親戚や知人から贈られるものもありますが、ご家族で用意される場合もあります。
家紋をつける場合もあり、一対で用意するのが正式です 。
最近ではデザイン性が高く、インテリアとも調和するような創作提灯も多く販売されていますが、住宅環境によって工夫されるのが良いでしょう。
盆提灯はお盆が終わったらきれいに掃除して、来年まで保管しておきます。
準備の段階で不備な点があってもかまいません。
ご先祖様を心を込めてお迎えし、心を込めてお送りする、その気持ちが一番大切です。

 

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