映画館で観れて良かった。

2021年 09月6日 - 日常

100年近くの間、地元住民の思い出を数多く育んできた朝日座という映画館があります。
しかし、シネコン全盛の時代の流れには逆らえず、支配人の森田保造はサイレント映画をスクリーンに流しながら、ついに決意を固めます。
森田が一斗缶に放り込んだ35ミリフィルムに火を着けた瞬間、経営が傾いた朝日座を立て直すため東京からやってきたという若い女性・茂木莉子が、その火に水をかけました。
しかし、朝日座はすでに閉館が決まっており、打つ手がない森田も閉館の意向を変えるつもりはないと言い張ります。
福島県南相馬に実在する映画館を舞台に、映画館の存続に奔走する女性の姿を描いたタナダユキ監督のオリジナル脚本を映画化した『浜の朝日の嘘つきどもと』を観てきました。
主人公・莉子役を高畑充希が演じるほか、大久保佳代子、柳家喬太郎、竹原ピストルらが脇を固めます。

映画『浜の朝日の嘘つきどもと』公式サイト

福島ロケに興味を持って映画館に足を運びましたが、この映画こそ「映画館で観れて良かった!」の観後感。
ふざけすぎず、オナミダ頂戴すぎず、説教臭くなく、いい意味で淡々と流れていく時間は、見終わった後になんだかほっこりできる映画でした。
『浜の朝日の嘘つきどもと』は、映画に共感を見出す人、映画に人生を救われた人、そして映画に少しでも勇気をもらえた人に加えて、そんなに普段映画を観ない人にみてほしい作品です。。
もちろん映画館という特別な空間で・・・。
まさか大久保佳代子に泣かされる日が来るとは(笑)。

 

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