われもこうありたい。

2021年 09月25日 - 日常

「吾亦紅」という植物をご存知でしょうか?
私は、2007年NHK紅白歌合戦で、杉本真人が歌った「吾亦紅」で初めて知りました。
「吾木香」「我毛紅」「我吾紅」などとも漢字表記をすることがある植物です。
名前の由来は諸説あり、真実ははっきりとは分かっていません。
源氏物語においては「吾木香」という漢字が使われていますが、根の香りがインドにある木香に似ており「吾の(日本の)木香」という意味で「吾木香」となった説、この植物の茎からする香りが平安時代において人気があったことが由来して「吾木香」となった説などがあります。
現在の「吾亦紅」という漢字が一般化したのは江戸中期以降と考えられていますが、その由来についてはさまざまな諸説があり、はっきりとは分かっていません。
そう、この植物の名は「ワレモコウ」です。

吾亦紅(ワレモコウ)の花言葉と育て方|名前の意味や見頃の季節は ...

「吾亦紅」は、秋になれば花屋さんでも見られる花ですが、決して主役にはなれない花です。
さらには、山野で自然に育つほど生命力が強いのですが、あまり目立たず、派手さはありません。
しかし、素朴な姿や卵形に集まってかわいらしい花の姿をしていますよ。
与えられた隅の方が自分の居場所と信じていて、一説では「われもこうありたい」という思いを込めて名付けられたといわれています。
日本では、華道や茶道の世界でも古くから愛されてきました。
現代においても、庭植えや寄せ植えのアクセントとして使ったり、切り花としても人気がある植物です。
秋にそよめく綺麗な赤茶色の穂は風情があり、季語としても使われています。
散歩の傍らに摘んでみてはいかがですか?

 

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