外国人技能実習生の失踪映画。

2021年 10月7日 - 日常

今日は午後、時間を作って久しぶりに映画を2本観てきました。
最初に観た「海辺の彼女たち」は、世界第4位の移民大国・日本における外国人技能実習生の失踪問題を扱った作品です。

海辺の彼女たち : ポスター画像 - 映画.com

ベトナムからやってきたアン、ニュー、フォン。
彼女たちは日本で技能実習生として3カ月間働いていましたが、ある夜、過酷な職場からの脱走を図ります。
ブローカーを頼りに、辿り着いた場所は雪深い港町で、不法就労という状況に怯えながらも、故郷にいる家族のため、幸せな未来のために懸命に働き始めます。
藤元明緒監督が眼差しを向ける日本の一面を、私たちはしっかりと認識しておかなければなりません。
夢と希望に胸を膨らませて日本に来たはずなのに、法律も守らないような職場で長時間労働させ、賃金もまともに払わないなんて事実なんだろうが悲しくなります。
実習生の人たちが日本を嫌いにならないで欲しいと願います。
そして、3人のベトナム人技能実習生を演じたのは、ベトナムでのオーディションで選ばれた俳優たちだそうですが、これはドキュメンタリーではないのか?と錯覚してしまうほどの圧倒的なリアリティーがありました。
特にフォンという女性が、無音の中で重い決断を下すラストシーンは・・・。

 

埼玉・東京で震度5強。  法華坊主 joe

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