きしもじん初お講  春がやってきました

2013年 01月8日 - 日常

昨日1月7日は、お父さん・お母さんが仕事始めで今年のスタートを切ったご家庭も多いことでしょう。今日8日は、小中学校が2週間の冬休みを終えて3学期が始まり、冷たい風の吹く中、元気に登校する姿が見受けられました。
年末年始、正月気分から通常の生活に戻ったような気がいたします。

私どものお寺でも、今年最初の「きしもじん講」が執り行われました。足が痛かったり、腰が悪かったりと満身創痍?のおばちゃんたちが「今年もよろしく・・・」と言って元気に集まり一緒に御題目をお唱えし、お参りの後ささやかな茶話会を開き今年の思いをそれぞれに披露していました。
ご参詣のおひとりより、春のお供えがありました。

山形県産の「啓翁桜(けいおうざくら)」と言うそうです。HPで調べてみると「啓翁桜はつぼみの花が開くと、うす紅色をしたボリューム感のある花が奇麗に咲きそろって、春の明るい華やかさを演出してくれます。啓翁桜は山形県置賜地方でも、気象条件を活かして、白鷹・川西・高畠地区などで生産されています。1㍍位の長さに切った枝を束にして温室で加温してつぼみを膨らませ、花が開く直前の12月下旬から出荷されます。」と記してあります。桜は、早春を告げる花として正月から好んで使われますが、立正院の御宝前も、一気に春の香りと漂いに魅了され、一足早く春を実感することが出来ました。ありがとうございました。

立正院旧庫裡、解体2日目の模様を報告します。

   午前9時

   午後3時

午前中は時折り雪が舞って寒い一日となりましたが、午後からは日差しもありまあまあのお天気です。

昨日、足場を組み、瓦が剥がされた屋根はさらに天井板が捥ぎ取られ青空がのぞいています。
職人に尋ねると「屋根が重いと、重機を使っても思うように捗らないので、まずは人手で屋根板を剥がして重機を使い易いようにする」のだそうです。最近は機械頼みの世の中ですが、機械がうまく機能するようにするには、やはり人間の知恵と素手を使った匠の技が必要なのですね。

まだ柱も外壁も残っていますが、明日からそれらが除去されるとまた思いも光景も一入になるのでしょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です