出雲大社と神無月

2013年 10月26日 - 日常

今朝の新聞で「出雲大社 遷宮祝う 両横綱が勇姿 土俵入り奉納」という記事を見ました。
昨日(23日)、60年ぶりに行われた出雲大社の遷宮を祝い、大相撲の両横綱白鵬関、日馬富士関がそれぞれ土俵入りを奉納しました。

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遷宮(せんぐう)とは、神社の本殿の造営または修理の際に、神体を従前とは異なる本殿に移すことです。
本殿が従前とは異なる境内に新築移転したり、同じ境内で別の位置に新築移転したりする際のほか、本殿の修理や新築の際に一時的に神体を移動する場合にも遷宮というそうです。
定期的な遷宮を式年遷宮(しきねんせんぐう)と言います。
「式年」とは「定められた年」の意です。
単に「式年遷宮」という時、今年も20年ぶりに行われた伊勢神宮(三重県伊勢市)の神宮式年遷宮を指すことが多いようです。
また、出雲大社は概ね60~70年毎に建て替えられてきたそうですが、必ずしも定期的ではないので「式年遷宮」に該当しないということも、今回はじめて知りました。
いずれにせよ、今年は伊勢神宮&出雲大社の両社が遷宮を迎えたことで、お慶ばしいことですね。

伝記によると、出雲大社の祭神・大国主神(おおくにぬしのかみ)は、全国に自分の子供たちを置いて国を管理させました。
その子供たちや他の神が年に一度、出雲大社に集まって会議が行われ、翌年の天気や農作物の出来、縁結びなどが話し合われていたとされます。
よって各地の神様が留守になることから、旧暦10月を神無月(かんなづき)と呼び、現在では新暦10月の別名としても用いています。
神様はお留守でも、仏様はいつもあなたの心の中におられますから、日々のご信心に精進いたしましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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