六三除け星祭り法会を奉修しました

2014年 02月13日 - 日常

今日は旧暦正月の14日です。
かつてこの日に福島県北地方では、あずきがゆを作って家族全員で食べ、「松送り」と言って、正月中に神棚や玄関などに飾っていた松をすべてはずし、重ねた松の上にお札やおかゆをのせて、畑まで運び、畑に立てておいた棒にこれをくくりつけ、米を手にとってまいて礼拝したものです。
その後「だんごさし」と言って、みず木の枝に小さく丸めただんごをさして神棚に飾り、その年の豊作を願いました。
また「成木責め(なりきぜめ)と言って、果樹(おもにカキ)の豊作を願って、ひとりが「なっかーなんねが、なんねどナタで切っちまうぞ、ほーいほい」と唱えて小さな木を傷つけ、ほかのひとりが「なり申す、なり申す」とこたえて傷口に小豆粥をぬるという行事もありました。
さらには「かせどり」と言って、子どもたちはマントなどで変装し、夕方にみんなで集まって隣近所を訪問して、玄関先で「コッコッコッコッ」と鶏の真似をして、おやつやもち、小銭をもらい歩く行事もあったそうです。

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この吉祥日に因み、立正院では戦後から旧暦正月14日に「六三除け星祭り」法会を修行しています。
頑なにこの日にこだわることが時代に合うのかどうかは別にして、先人たちが「までぇ~」に取り組んできた行事をわずかでも護り貫いていくことに大義を見つけ、同信のご信者さんのご参詣を得て毎年この日に執り行っています。
本日お参りいたいた各家の家内安全・息災延命・家運隆昌・子孫長久、家族の皆さんの無病息災・身体健全・交通安全・心願成就、さらには天下泰平・国土安穏・五穀豊穣・万民快楽をお祈りいたします。
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ありがとうございました。  法華坊主 joe

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