炎天の 地上花あり 百日紅

2014年 07月21日 - 日常

三連休の最終日=今日は「海の日」。
海の日と呼ばれる前の7月20日は、海の記念日と呼ばれてました。
国の祝日というわけではなく、明治時代に明治天皇が東北地方を巡航した際、それまでは軍艦で巡航するのが一般的でしたが、この時は初めて明治丸という汽船で巡航しました。
これを記念して横浜に帰港した7月20日が、海の記念日として制定されたのです。
商船系の仕事をしている人以外、知らなかったこの記念日は、1995年に国民の祝日になった事で多くの人が知ったそうです。
しかし現在はハッピーマンデー制度によって、7月の第3月曜日の祝日です。
本来の由来が、人間どもの都合で、勝手に日にちが変更されることに私は反対です。

また、昨日は「土用」の入りでした。
そもそも、「土用」とはなんでしょう?
これは中国の五行説による、木火土金水を四季にあてはめたもので、
春=木
夏=火
秋=金
冬=水
立春・立夏・立秋・立冬前の約18日間=土
となり、季節ごとに土用があります。
昔は季節の変わり目に、邪気が入りやすいと考えられていたため、さまざまな禁忌(きんき)や風習がありました。
土用の丑の日については、追って書き記しましょう。

法華坊主は、この三連休も遠方に出かけていました。
帰ってきて境内を見たら百日紅(さるすべり)の花が咲き始めていました。
IMG_20140721_181648
「炎天の 地上花あり 百日紅」  高浜虚子(たかはまきょし)

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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