後の祭り

2014年 07月24日 - 日常

今年49年ぶりに「前の祭り」と「後の祭り」に分かれて開かれる京都・祇園祭は、今日24日「後の祭り」を迎え、豪華絢爛な山や鉾が都大路を練り歩きました。
山鉾巡行は、昭和41年以降は「前の祭り」に一本化されていましたが、「本来の祭りの姿に戻すべきだ」として、今年から49年ぶりに2回に分けて実施されることになりました。
昨年まで交通規制などの問題で7月17日に集約されていた祇園祭最大の祭りである「山鉾巡行」ですが、本来は7月24日にも巡行を行っており、今年からこの形式が復活したのです。

「後の祭り」ということわざがあります。
その語源由来は2説あります。
ひとつめは、
京都八坂神社の祇園祭の期間中、7月17日を「前の祭り」といい7月24日を「後の祭り」といいます。
「前の祭り」は、祇園囃子にあわせて鉾や山がたくさん出るため、まるでパレードのように賑やかだといいます。
「後の祭り」は、神様が神輿で神社に帰ってくる還幸祭(かんこうさい)であるため、山鉾もお囃子もありませんので、見てもあまり面白くないのです。
見物に行っても仕方ないという事から、『後悔」や『手遅れ』という意味となった説があります。

ふたつめは、
後の祭りとは、葬式や法事などで故人の霊を祭ることで、亡くなった後に盛大な儀式を行っても仕方ないという考えから、簡単に言えば、そんなことをやっても死人は帰ってこない『手遅れである』の意味で使われるようになった説です。

いずれにしても、万事が「後の祭り」とならぬよう努力精進することが肝要ですね。
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ありがとうございました。  法華坊主 joe

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