台風一過、十三夜
2014年 10月6日 - 日常
大型で強い台風18号は、近畿や東海、それに関東甲信・東北南部太平洋岸などを暴風域に巻き込みながら北東へ進み、各地で非常に激しい雨が降り続き、土砂災害や川の氾濫の被害がありました。
お見舞い申し上げます。
寺の周辺も、正午前より午後にかけて短い時間ではありましたが強い風と激しい雨に見舞われましたが、洗面所の雨漏りがあったぐらいで大きな災害もなく安心いたしました。
駆け足で通り過ぎた台風の爪跡を追いかけて見ましたら、近くを流れる阿武隈川は普段さほど水量が多くないのですが、溢れんばかりの勢いで流れています。
夕方には薄日も差し、東の空に大きなクッキリとした虹を見つけることができました。
夜になると「十三夜」の月が、台風一過の夜空を照らしています。
「十三夜」とは旧暦9月13日のお月見のことで、旧暦8月15日の「十五夜」の後に巡ってくる「十三夜」の月をさします。
「十三夜」は「十五夜」に次いで美しい月だと言われているため、中秋の名月から約1か月後の「十三夜」のお月見を昔から大切にしていました。
「十五夜」または「十三夜」のどちらか一方しか観ないことを「片見月=かたみづき」と呼び、縁起が悪いこととしていました。
また、十三夜には栗や枝豆を供えることから「栗名月」「豆名月」ともいいます。
今日いち日24時間の間に、自然は刻々と変化していくことを思い知らされました。
ありがとうございました。 法華坊主 joe