食用菊 もってのほか

2014年 10月10日 - 日常

旧暦9月(長月)を菊月(きくづき)とも称し、新暦の10月とする説もあります。
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法華坊主の好物のひとつ、食用菊「もってのほか」を頂戴いたしました。
「もってのほか」とは、食用菊の中でも一際目に付く紫色の大輪種で、香りや味、食感共に最も高く評価されている品種です。
最大の産地山形県では「もってのほか」や「もって菊」という名前で呼ばれていますが、これは『「菊の御紋」そう、天皇家の御紋である菊を食べるのはもってのほか』や『もってのほか美味しい』という意味からだそうです。

食用菊は、栄養面ではビタミン類であるビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、そしてミネラル類であるマンガンやカリウムなどが少し多めに含有されています。
民間療法の領域では、目の痛みや視力改善、高血圧症状の改善に有効とされていて、特にお湯で花を浸したものをまぶたの上に乗せることで、疲れ目の回復に用いられているそうです。
古くから中国において利用されていた経緯があるため、漢方の領域でも、風邪をはじめ、悪寒や発熱といった症状に対して煎じ汁が飲用されています。
これは、菊の花に鎮痛作用や解毒作用、解熱作用があると考えられているためで、動脈硬化の漢方薬に配合されることもあります。
その他の民間用法では、粉末状にした葉をおできなどの腫れ物に塗布されることもあるそうです。

お浸しや酢の物、てんぷら、サラダとレシピは多彩ですが、お酢が苦手の法華坊主でも美味しく頂戴しました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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