節分 福は内 鬼は外

2015年 02月3日 - 日常

今日3日は「節分」。
日本には春夏秋冬の四季がありますが、こよみの上ではそれぞれの季節が始まる日を「立春」「立夏」「立秋」「立冬」といい、これらの前日を「節分」といいます。
つまり、節分は4つの季節の分かれめです。
昔は立春から新しい年が始まっていたため、4つの節分の中でも、立春前の節分は大切な節目の日。
今でいう大晦日にあたるので、新年に福を呼ぶために、悪いことを起こす邪気をはらう様々な行事が行われるようになり、やがて、節分といえばこの日をさすようになりました。

節分に鬼をやっつけるのはなぜでしょう?
それは、災害や病気など目に見えないおそろしい出来事は鬼のしわざであり、特に新しい年や季節の変わり目に鬼がやってきやすいと考えられていたため、節分に鬼退治をするようになったからです。
「鬼(おに)」は中国の「陰(おん)」に由来します。
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「陰」とは目に見えない気、おもに邪気のことをさし、それが「おに」になりました。
また、隠れているこわいものとして「隠人<おんにん>」が変化したという説もあり、災害、病(やまい)、飢饉(ききん)など、人間の力ではどうにもならないおそろしい出来事は、鬼のしわざと考えられていました。
鬼は「鬼門(きもん)」と呼ばれる北東(ほくとう)からやってきます。
北東のことを昔から「丑寅(うしとら)」というので、ウシの角とトラのきばを持ち、トラの皮でできたふんどしや服を着ています。
また、丑寅には真夜中という意味もあるので、鬼は夜にやってきます。
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拙寺でも、細々と豆まきをして鬼退治を行いました。
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【付記】ブログを更新していませんでしたら、「インフルエンザにかかったの?」「指の銚子がよくないの?」とか、ご心配のご連絡をいくつかいただきありがとーございました。
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ありがとうございました。  法華坊主 Joe

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